飯田竜太(1981年静岡県生まれ)と田中義久(1980年静岡県生まれ)の二人からなるアーティストデュオ。2007年よりNerhol(ネルホル)を結成し、現在は東京を拠点に活動。書物やそこに印された文字、世界に存在する図像の定型を異化するような探求にはじまり、2011年には数分間かけて撮影した200カット以上の全て異なるポートレートを束ね、それに彫刻を施した立体的な肖像作品で大きな注目を集める。日常生活において見落とされがちである有機物が孕む多層的な存在態を解き明かす試みがその実践においてなされている。近年の主な個展に、「Affect」(第一生命ギャラリー / M5 Gallery、東京、2023年)、「critical plane」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2021年)、「Interview, Portrait, House and Room」(Youngeun Museum of Contemporary Art、韓国、2017年)、「Promenade」(金沢21世紀美術館、石川、2016年)、「Index」(Foam Museum、アムステルダム、2015年)など。主なグループ展に「第八次椿会 ツバキカイ8このあたらしい世界 / このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”」(資生堂ギャラリー、東京、2021年 / 2022 年)、「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」(埼玉県立近代美術館、2020年)、「VOCA展2020 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、2020年)、「めぐるりアート静岡」(静岡市美術館、2017年)など。

 

主な収蔵先に、Foam Museum(アムステルダム)、Fundación AMMA(メキシコ)、Youngeun Museum of Contemporary Art(韓国)、amana photo collectionほか。