三瓶玲奈は1992年愛知県生まれ。現在は静岡県、東京都を拠点に活動。光によって立ち現れる現象を起点に、知覚と認識の関係を問いながら絵画を制作する。個々の体験や記憶に左右されないフラットで中立的なイメージの成立、およびそれらが深く感受されるための条件を考察し、風景、植物、あるいは水の入ったコップなど誰もが目にする日常のありふれた光景をモティーフに描く。線や色、光や温度といった諸要素についてのシリーズを展開するほか、近年ではベルクソンの「物質と記憶」などを参照した作品群を制作。三瓶の作品は、高い抽象性を帯びながら、湿度や手触りといった触感を喚起する特徴があり、どこか温かく、親しみを感じさせる。近年の主な個展に 「Between Dimensions」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2025年)、「Echoes After Light」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京、2025年)、「光の距離」(フェルケール博物館、静岡、2024年)。および、主なグループ展に「コレクション×現代美術 名古屋市美術館をめぐる4つの対話」(名古屋市美術館、愛知、2026年)、「Drawing with the light」(The Reference、ソウル、韓国、2024年)など。主な受賞歴に、2021年「公益財団法人豊田市文化振興財団 豊田文化新人賞」、2019年 「アーツ・チャレンジ 2019」入選、2012年「トーキョーワンダーウォール公募 2012」トーキョーワンダーウォール賞などがある。
主な収蔵先に、広島市現代美術館、愛知県美術館、愛知県豊田市。