Norimichi Hirakawa

平川紀道は1982年生まれ。東京を拠点に活動。2004年よりコンピューター・プログラミングを用いた映像・音響インスタレーションを制作。「Typingmonkeys」としてライブ・パフォーマンスを発表する一方、池田亮司、大友良英、三上晴子らの作品制作に参加するなど、多彩な活動を展開。Kavli IPMU(カブリ数物連携宇宙研究機構)における滞在制作(2016年)を経て、高次元空間における美をテーマとする映像と音響によるプロジェクト「datum」を、豊田市美術館、札幌国際芸術祭プレイベント、六本木クロッシング2019等で発表。平川の実践は美や崇高といった人間固有の概念を、人間が身体感覚で感知できる範疇を超えて追求する試みでもあり、その作品は「時間」とは、「宇宙」とは、「世界」とは、そして「私」とは何かを問い続ける装置である。

近年の主な展覧会に、「六本木クロッシング2019」(森美術館、六本木、2019年)「knowns unknowns and the (ir)reversible」(WRO Art Center、ヴロツワフ、ポーランド、2017年)、「datum」(モエレ沼公園、札幌、およびYutaka Kikutake Gallery、東京、2017年)、「datum」(豊田市美術館、愛知、2016年)、「given」(Yutaka Kikutake Gallery、2015年)など。主な受賞歴に、「アルス・エレクトロニカ2008」インタラクティブ部門準グランプリ、2004年「文化庁メディア芸術祭」アート部門優秀賞受賞など。

 

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